「なんかいいな」を見つけに行こう。低予算で始める美術館・ギャラリー巡り
ゲームは日々の生活に刺激や楽しさをもたらしてくれるものです。しかし、ふと「ゲーム以外の時間で何か新しいことを始めてみたい」「もう少し世界を広げてみたい」と感じることもあるかもしれません。何をすれば良いか分からなかったり、お金がかかるのではないかとためらったりすることもあるかと思います。
この記事では、ゲーム以外の活動として、比較的低予算で始められる「美術館やギャラリー巡り」という選択肢をご紹介します。ゲームの世界とは少し異なる、静かで豊かな時間を過ごすことで、新しい発見や「なんかいいな」と感じる瞬間に出会えるかもしれません。
なぜ美術館やギャラリー巡りがゲーム以外の楽しみ方としておすすめなのか
美術館やギャラリー巡りは、ゲームのようにコントローラーを握ったり、オンラインで誰かと競い合ったりする活動とは性質が異なります。しかし、ここにはゲームに没頭するのとはまた違った種類の「集中」や「発見」があります。
- 低予算で始めやすい: 学生向けの割引制度や、無料開放されている施設、入場料のかからないギャラリーなどが数多く存在します。企画展によっては少し費用がかかる場合もありますが、まずは常設展や無料施設から始めることができます。
- 一人でも気軽に楽しめる: 誰かに合わせる必要がなく、自分のペースで自由に作品を鑑賞できます。静かに自分と向き合う時間を持つことができます。
- 新しい視点や価値観に触れられる: 様々な時代や地域の作品、多様な表現方法に触れることで、今まで知らなかった世界や考え方に気づくことができます。これは、ゲームの世界観に触れるのとは異なる種類の刺激です。
- 感性や知的好奇心が満たされる: 美しいもの、考えさせられるもの、面白いものなど、作品から受けるインスピレーションは尽きません。歴史や文化、作者の意図などを知ることで、知的好奇心も満たされます。
- 静かで落ち着いた時間: 日常の喧騒から離れ、静かな空間で作品と向き合う時間は、リフレッシュにも繋がります。
美術館やギャラリー巡りを始めるための具体的なステップ
最初の一歩は、思っているよりも簡単です。
- 近くの情報を調べてみる: まずは、自分の住んでいる地域や、学校の近くにどのような美術館やギャラリーがあるかをインターネットで調べてみましょう。大学のキャンパス内に美術館や展示スペースがある場合もあります。
- まずは常設展や無料の場所から: 最初から有名な企画展に行く必要はありません。多くの美術館には、所蔵作品を展示している常設展があり、企画展よりも比較的安価な入場料で見られることが多いです。また、学生割引が適用されるか、特定の日が無料開放日になっていないかなども確認してみましょう。個人経営のギャラリーや地域の文化施設などでは、入場無料の展示もよく開催されています。
- 気になる作品やテーマを見つけてみる: 事前にウェブサイトなどで展示されている作品やテーマを確認し、少しでも興味が湧くものがあるか見てみましょう。特定の時代の絵画、写真、現代アート、彫刻、デザインなど、様々な分野があります。
- 持ち物は最小限に: スマートフォン(情報検索用)、財布、学生証(割引確認用)があれば十分です。筆記用具やノートを持参して、気になった作品や感想をメモするのも良いでしょう。
- 気軽に足を運んでみる: あまり難しく考えず、「ちょっと立ち寄ってみようかな」くらいの気持ちで訪れてみましょう。すべての作品をじっくり見る必要はありません。自分が「なんかいいな」と感じるものだけを拾い上げていくくらいの気持ちで大丈夫です。
費用はどのくらいかかる?
美術館やギャラリーの入場料は様々ですが、低予算で楽しむ方法はあります。
- 常設展: 学生割引を利用すれば、数百円から1500円程度で見られることが多いです。
- 企画展: 有名なものでは2000円を超えることもありますが、学生割引が適用される場合がほとんどです。興味のあるテーマなら、このくらいの出費も検討する価値があるかもしれません。
- 無料の施設: 国公立の施設の常設展の一部が無料だったり、地域の小さな美術館や市民ギャラリー、大学のギャラリー、個人経営のギャラリーなどでは入場無料の展示が多く開催されています。まずはこれらの場所から探してみるのがおすすめです。
- その他: 移動にかかる交通費が必要です。
例えば、自宅や学校から近い無料のギャラリーを巡ることから始めれば、交通費だけでアートに触れることができます。
アート鑑賞で得られる体験とゲームとのバランス
アート作品を鑑賞する時間は、ゲームをプレイするのとは全く異なる感覚をもたらします。
- 感情や思考の刺激: 作品を見て、楽しい、悲しい、不思議だ、なぜこうなっているんだろう、といった様々な感情や思考が生まれます。
- 会話のきっかけ: 友達や家族と一緒に行った場合、作品について語り合うことで、普段とは違う会話が生まれます。一人で行った場合でも、SNSなどで感想を発信すれば、同じ趣味を持つ人との繋がりができるかもしれません。
- 日々の視点の変化: アートに触れることで、街中の看板デザインや建物の形、自然の色など、普段見過ごしていたものに対しても「なんかいいな」と目が向くようになることがあります。
- ゲームの情報収集力を活かす: プレイしたいゲームの情報を集めるように、興味のある展示や作家の情報を調べたり、割引情報を効率的に探したりするスキルは、美術館・ギャラリー巡りでも役立ちます。
- ゲーム時間の調整: 週末のゲーム時間を少しだけ美術館訪問に充ててみたり、ゲームの休憩時間に次の行き先を探してみたりと、無理のない範囲で生活に取り入れることができます。
ゲームは素晴らしいエンターテイメントですが、たまにはコントローラーを置いて、静かにアート作品と向き合う時間を持つことも、心を豊かにし、新しい発見をもたらしてくれるはずです。
まとめ
ゲーム以外の楽しみ方を探しているなら、低予算で始められる美術館やギャラリー巡りを試してみてはいかがでしょうか。
難しい知識は一切必要ありません。「なんかいいな」と感じる心があれば、誰でも楽しむことができます。近くの小さなギャラリーからでも良いですし、学生割引を利用して気になっていた美術館の常設展を訪れてみるのも良いでしょう。
新しい世界に触れる一歩を踏み出すことで、あなたの日常はきっともっと豊かになり、感性や視野が広がっていくことでしょう。ゲーム以外の時間で、あなただけの「なんかいいな」をぜひ見つけにいってください。